会社の外観、祝賀会の様子や社員の紹介など、記念誌制作をする上で写真は欠かせない存在です。
写真がたくさんあると見映えも楽しく、思い出としても残りますよね。
でも、他とは違う、自分たちだけのオリジナル要素が欲しい…。
会社や人柄の雰囲気がもっと伝わるようにしたい!
そんな時におすすめなのが、「イラスト(絵)」です。
この記事では、記念誌制作においてイラストの効果的な使い方をご紹介していきます。
イラストを使うメリット
そもそも、イラストを使うとどんな効果があるのでしょうか?ここでは主に3つご紹介します。
目立たせたい部分を強調することができる
イラストでは図のように、載せたい情報だけを引き抜いて強調することができます。 例えば、記念誌に会社の概要を載せる際、外観を載せたいという時に、写真では背景もすべて映ってしまいます。しかし、イラストにすれば、会社の外観だけをはっきりと描きその他の背景はぼかすことができます。そのことによって、建物を強調することができるのです。
雰囲気を表現するのにも最適
あなたの会社の雰囲気は、一言でいうとどんな雰囲気でしょうか?
親しみやすい人がたくさんいる…
和気あいあいとして元気な感じ…
職人気質な人が多い…
洗練されたオフィスで働いている…
など、様々な雰囲気があると思います。
会社のテイストに合わせてイラストを描くことで、アピールしたい会社の要素を表現することができます。
例えば、会社のアットホームであたたかい雰囲気をもっとアピールしたいな、という時。社員紹介の写真を似顔絵にするだけで雰囲気ががらりと変わります。
いつもは笑顔が多い社員でも、写真撮影の際にはついつい表情がこわばってしまう…。
そんな方でも、本来の性格に合わせた表情と色合いやタッチによってその人らしさを表現することができます。
これを機会に、会社がどんな雰囲気なのかを観察してみてもいいかもしれません。
現実ではありえない表現も可能
会社にはたくさんの事業部があって、それを一目見た印象で伝えたい…。そんな表現も、イラストなら可能です。
実際に、川島印刷のホームページでの例をご紹介します。
このイラストは川島印刷の建物を中心に、山形県米沢市の特産物、八百屋や花屋などのお店、印刷作業やデスクワークをしているスタッフのイラストがあちこちに散りばめられ、ぱっと見た印象で様々なイメージが伝わります。「ここは米沢のお店なんだ」「色んなお店と関わりがあるんだ」など、イラストを見ただけでどんな会社なのか想像が膨らみます。
このように写真や現実ではありえない表現も、イラストなら可能なのです。
記念誌でイラストを使う例
どんなシーンでイラストを使用したらいいのか、なかなか浮かばない方も多いかと思います。そこで、ここではいくつか例に挙げてみます。
表紙
表紙をイラストにするだけで、個性あふれる記念誌になります。
会社の特長をたくさん散りばめたイラストや、地域と密接に関わっている企業であれば、その土地の有名な建物や風景を描いてもいいかもしれません。
社員紹介での似顔絵
先程例にも出した似顔絵も効果的なひとつです。写真写りが悪く、写真に写りたくない方も中にはいるかと思います。そんなときにもオススメです。
社員紹介だけではなく、インタビューや遊び心があるページに利用しても良いですね。
会社のビジョン
未来のことも、イラストなら表現できます。会社のこれからを想像し、イラストで具現化させる。会社の未来をより現実的に考える機会にいかがでしょうか。
持ち込みも可能
イラストが得意な社員さんがいましたら持ち込みも可能です。 社員さんの強みも活かした、個性溢れる記念誌になると思います。
イラストを持ち込みする際の注意点
紙面全体にイラストを使用したい場合は、塗り足しが必要です。塗り足しとは、実際のサイズよりも一回り(約3mm程度)大きい部分のことです。印刷物は出来上がりのサイズに印刷するのではなく、大きいサイズの紙に印刷してから端をカットして完成するので、塗り足しがない状態だと端に白い部分ができてしまう場合があります。
アナログ着彩の場合…色は濃く、はっきりと
イラストソフトやiPadなどのデジタルイラストの場合は、データをそのまま弊社に送っていただくか、USBなどで持ち込んでいただくことも可能です。
その際、カラーパレットの設定「RGB」と「CMYK」に注意してください。
画面上で描いていたイラストを紙で印刷したときに色が変わってしまった経験は、デジタルイラスト経験者にはよくあることではないでしょうか?それは光で表現するパソコン等でのモニター画面と、印刷物とでは表現できる色の領域が異なる為です。その色の差異を防ぐためにも、必ずCMYKのカラーパレットをご利用ください。
デジタル着彩の場合…形式に注意!
イラストソフトやiPadなどのデジタルイラストの場合は、データをそのまま弊社に送っていただくか、USBなどで持ち込んでいただくことも可能です。
その際、カラーパレットの設定「RGB」と「CMYK」に注意してください。 画面上で描いていたイラストを紙で印刷したときに色が変わってしまった経験は、デジタルイラスト経験者にはよくあることではないでしょうか?それは光で表現するパソコン等でのモニター画面と、印刷物とでは表現できる色の領域が異なる為です。その色の差異を防ぐためにも、必ずCMYKのカラーパレットをご利用ください。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは記念誌制作においてのイラストの効果やメリットをお伝えしましたが、必ずしも全てにイラストが合う!というわけではありません。もちろん写真には写真の良さがあります。
このページはアルバムのように残したいから写真がいいな、このページは楽しい雰囲気を出したいからイラストにしよう!など、どちらがより合っているのかご検討いただければと思います。答えが出ない場合はぜひご相談ください。一緒により良い記念誌を作っていきましょう。