COLUMNコラム

2023年3月3日

記念誌とホームページ活用

記念誌とホームページ活用

学校や会社・お店などで、記念となる出来事があった際に〇〇記念などの書籍(記念誌)が出されているのをご覧になった方は多いと思います。 そもそも、「記念誌」とはどういうもの?

記念誌とはどんなもの?

記念誌とは、節目の年・時代などにそれまでの出来事を記念して記録・作成される書物のことです。節目を「記念する」「祝う」ことに比重が置かれていますので、内容も本の構成も作る人が自由に決められます。

記念誌とは、記念すべきことや過去の歴史や想いを記載しつつ、これからの未来について語り、それを残していくのに相応しい形といえます。

※似たような目的で作られる書籍の中には「社史」や「周年史」などがあります。 これらの書籍は、それまでの企業・組織・団体の歴史を記録し残していくことが主な目的となっています。

記念誌を見てもらいたい理由

記念誌を作っても結構ボリュームがあるし、1回のみ目を通すかどうかで本棚に埋もれている…、そんな方や企業は多いのではないでしょうか。 ですが、せっかく作った記念誌ですし、社員の方・社外の方に見てもらいたい理由があります。

社内の人たちに見てもらいたい理由

  • 創業者が起業した時の想い
  • こんな事業もしていた
  • 経営が危なかった時どうやって持ち直したか

などなど、創業から現在までの歴史とその時々の想いを知ることで見えてくる姿があると思います。

自社の強みはどこにあるのか、社員全体で再確認・共有するために使うことも可能でしょう。

過去を知ることで見える自社の姿、創業者の想いを知ることでわかる企業全体の理念もあると思います。意外に今まで目に留まらなかったけどよくよく読み解いてみたら別の見解ができたとか、そのことで現在抱えている問題の解決へのヒントになったなどもあるでしょう。

そのためにはまず自社の今までを記念誌などで共有することが良いのではないでしょうか。

また、入社したばかりの方には自社の歴史から始まる全体イメージをつかんでいただくことにも役立つと思います。

自社の記念誌だからこそ社員の皆さんにも読んでいただきたい、その時々の社員の未来への想いを知り自分たちの未来への想いも持ってもらいたいものです。

社外の人に見てもらいたい理由

  • 創業当時から現在までの業務の流れを紹介できる
  • 今までどんな活動をしてきたのかアピールできる
  • 会社全体の方向性を紹介することでイメージアップができる
  • 就職活動の際に企業の歴史から知ってもらえる

純粋に、創業時からの自社の紹介として見ていただけます。 創業者がどんな考えで興したのか、現在までの活動の歴史をみていただくことで、自社の宣伝にもなりますし、イメージアップにつながったりもします。

記念誌とホームページ活用

書籍の記念誌を残すことも重要です。物として確実に残りますので存在感がありますし、書籍だからこその良さがあります。

しかしそれとは別にして、もっと気軽に記念誌にアクセスできるツールとして、ホームページを活用してみてはいかがでしょう。 ホームページであれば、記念誌を汚すなど気になりませんし、スマホやタブレットがあれば通勤中の電車の中や休憩時間などで見ることもできます。

1)PDF化してホームページに掲載する

もっとも簡単な方法は、作成した記念誌のデータをPDF化してホームページに掲載することです。

PDFファイルは多くのパソコンだけでなく、タブレット・スマホでも見ることができます。

1冊ごとにホームページに掲載すれば、サーバー容量の許す限りではありますが何冊でも掲載できます。

拡大・縮小して表示することもできますし、内容が画像化されていないPDFであれば検索して読みたい部分を探すこともできます。

※書籍と同じ見え方のデータで作るため、スマホの場合は部分的に拡大して読む形になります。

2)デジタルブックにしてホームページに掲載する

記念誌のデータを、ホームページと同じくChromeやSafariなどのブラウザで開くことができるデジタルブックとして作り直して掲載する方法があります。

こちらはブラウザ上で本を表示するための専用のウィンドウが動いて、さながら本をめくって読んでいるような雰囲気で記念誌を見ていただくことができます。

3)記念誌をまるっとホームページ化する

前述2つの方法より若干手が込む方法ではありますが、記念誌をホームページに適した形で作り直す方法があります。

前述の方法のように、パソコン・タブレット・スマホでの閲覧が可能ですし、表示する文字のサイズをある程度大きくしたり小さくする機能を入れることも可能です。

記念誌の構成に沿ったメニューボタンを入れることで、読みたい記事をより探しやすく作ることも可能です。もちろん文章を検索して読みたい部分にすぐアクセスできる作りにすることもできます。 記念誌の制作と一緒に記念誌ホームページを作る場合は、企画次第によって記念誌(書籍)の文章になる部分をホームページでは音声や動画で表現することも可能でしょう。

ホームページならこんなことも残せます

ホームページ活用は記念誌を掲載するのみではなく、活用次第ではこんな事も可能になります。

記念誌制作の過程を載せる

記念誌制作スタッフに突然任命されたら皆さんはどう思いますか?

作り方がわからない、前回どうやったの??となるのではないでしょうか。

毎回その時その時でやり方を模索して時間をかけるよりは、次回メンバーにむけて自分たちがどうやって記念誌を作ったか、残しておけると良いですよね。

そんな時は、自社のホームページに記念誌制作のコンテンツを作ったらいかがでしょう。

ブログでも良いと思います。 載せるものも、ざっと考えただけでもこれだけ出てきます。

  • 記念誌制作の作業フロー
  • 記事作成で苦労したこと
  • インタビューの時はどういう人に声をかけたか
  • 過去の写真探しの苦労話
  • 制作スタッフの一言
  • 制作期間中の日記

他にもまだまだ出てきそうです。

これらの情報は、これから記念誌を作るスタッフにとっては心強い味方になると思います。

また、外部の方が見た際、こんな苦労があってできたものなのかと新たな認識で記念誌を見てくださるかもしれません。

音声や動画が掲載できる

制作過程の動画や、インタビューの際の生の声を載せることも可能でしょう。

もちろん社外の方もご覧になることを考えて、ホームページへ掲載してもよいかの許可をいただいたものに限ります。 また「記念誌ができるまで」などの動画を改めて作って、記念誌とともに掲載するのも親しみを持ってもらえると思います。

おわりに

記念誌は自社の歴史やこれからの希望を表現できるので、気軽に見ることができる媒体に載せることもこれからは必要になってくるのではないでしょうか。

特に、社外の方には企業内の雰囲気・社員の未来への希望を見ていただくことで自社をより深く知っていただくことができます。

その媒体としてはホームページの活用が手軽だと思います。

何も最初から気負って記念誌全体をホームページ化しよう!となる必要はありません。

まずは書籍用に作成したデータからPDFを作ってホームページ上で閲覧できるようにすることから始めてみましょう。

そこで反応を見て、次の記念誌作りの参考にしてみてはいかがでしょうか。 せっかく作る記念誌ですから、ぜひお持ちのホームページを活用して多くの方に見ていただきましょう!

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